【Cool Japan! 原宿ファッションは世界中でウケるのか?】

原宿ファッションは世界中でウケるのか

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今回は日本ならではのPOPカルチャーである「原宿ファッション」に魅せられているスペイン人留学生のサラ・ジル・バランコ(SARAH GIL BARRANCO )さんに原宿ファッションの魅力と今後どうすればもっと原宿ファッションを世界の方々に知ってもらえるかを話していただきました。


今回は3つのチャプターに分けてインタビューしました。


①スペインにいるときに感じた原宿ファッションについて
②日本に来てから感じた原宿ファッションについて
③原宿ファッションの未来とサラさんが目指すもの


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①スペインにいるときに感じた原宿ファッションについて

Q.スペインにいるときどのようにして原宿ファッション(日本のPOPカルチャー)を知りましたか?
今はやっていないかもしれませんが、バルセロナで日本のアニメや漫画のイベントがあり、そのイベントに行くことが日本文化に触れる機会となりました。そこでアニメの主題歌を歌っているバンドに興味を持ち、そのバンドを調べるようになりました。そうしたらビジュアル系バンドがアニメの主題歌を歌っていることが多く、最初は「L‘Arc~en~Ciel」というバンドに興味を持ち、どんどん調べていくうちに、私に最も影響を与えた「アンティーク- 珈琲店- (アンカフェ)」というバンドに出会いファンになりました。彼らのファッションと音楽に影響を受けて原宿ファッションに興味を強く持ったというのが、今の自分に繋がっていると思います。


Q.スペインで原宿ファッションの情報を得る方法は他にありましたか?
「kera(日本語のみ)」という雑誌やサイトをバルセロナで見ることができ、日本のPOPカルチャー、原宿ファッションをチェックすることが出来ました。今はもう雑誌はないと思うのですが、サイトはあるのでそれで最新情報などをチェックしていました。「FRUiTS(フルーツ)」という雑誌も原宿ファッションを紹介していて、結構読んでいましたね。どちらも日本語しか書いていないのですが、写真を見るだけで十分楽しめるものでした。そこに今ファッションリーダーと言われている「紅林さん(くればやしさん)」などが出ていてよく読んでいたのですが、今ではお知り合いになりました(笑)


Q.スペインで原宿ファッションの洋服を買う方法はありましたか?
バルセロナの街でお買い物をするときに原宿ファッションの洋服が見つかればそのお店で買いました。原宿ファッション専門店はないですが、洋服単体で好きなものが見つかれば買う感じです。
日本のPOPカルチャーで言うとスペインよりイギリス、フランス、ドイツなどの方が知られていると思いますので、ヨーロッパ内を旅行するときに原宿ファッションの洋服があれば買ったりしていました。
ネットで買う場合は「CD-JAPAN(英語サイト)」というサイトで原宿ファッションが売っていたのでそこで買いました。しかし送料などが高いので、すごくお金がかかりましたね・・・。
今はショッピングサービス(購入・郵送代理店業務をしてくれる会社/個人)を利用して日本の商品を手に入れる人も多いと思います。私は日本にいるので時々お友達に頼まれて買って送ってあげることもあります。


Q.スペイン人にとっての原宿ファッションとは?
日本ならではのファッション文化というイメージは持っていると思いますが、日本でイメージするとハロウィンのような特別な日に原宿ファッションを着るという感じですので、日本に比べたらまだまだ一般的ではないです。ヨーロッパで言うとイギリス・フランス・ドイツの方が日本のPOPカルチャーイベントが多いので、原宿ファッションが好きな人はいますが、スペイン・バルセロナだとまだまだ知られていないと思います。
アニメや漫画を通して知ることになるので、コアファンの年代は10代が多いと思います。しかし社会人になるときに働く会社によってそれが許されるかどうか・・・というのもネックになるのは確かです。


Q.学校ではどうでしたか?
中学校のとき原宿ファッションを好きになったのですが、その日からずっとその洋服で生活しています。自分の街には原宿ファッションが好きな人はいなかったので、正直周りのみんなからは悪口を言われたりして辛い思いをする日も多かったです。だからお友達を作るため自分でバルセロナ近辺で原宿ファッションが好きな人をインターネットで探したりもしました。またアニメ・漫画のイベントへ行ったり、ビジュアル系バンドのライブなどへ行ってお友達を作ったりしました。そこでできたお友達は今でも変わらずいいお友達として繋がっています。

②日本に来てから感じた原宿ファッションについて

Q.日本に初めて行ったときに印象はどうでしたか?
初めて日本に来たのは2009年(高校生のとき)。ずっと日本に行きたかったのですが、旅費が高いのでなかなか叶わなくて。初めて日本に来たときは普通の観光をしただけでした。POPカルチャーをメインに見たいと思っていましたが、日本の観光全てが新鮮で素晴らしかったのでとても感動しました。もちろん原宿にも行きました。
原宿で言うとまずは『竹下通り』に行きました!ここは聖地だと思っていましたし、絶対に一番最初に行きたいと思っていました。ファーストインプレッションとしては原宿ファッションの人が本当にたくさんいたので本当に感動しました。スペインではなかなか見ない光景なのでやっぱり本場だ!と思いました。特に「アンティーク- 珈琲店- (アンカフェ)」が好きな「SEX POT ReVeNGe」というブランドのお店には絶対行きたいと思っていましたので、行ったときは感動でした!
2009年以降は毎年日本へ旅行して、2010年からはPOPカルチャー中心に観光しました。


Q.その後、日本に来てからの原宿ファッションとの関わりはいかがですか?
ただ観光するだけでは物足りないので、原宿ファッションに興味がある日本人と交流できないかと思い、Twitterで仲間を探してメッセージをしたりしました。2011年に日本へ来た時にはTwitterで出会ったお友達もいたので、一緒に原宿で遊んだりすることが出来ました。今でもSNS(FBやInstagram)で情報を仕入れたり、お友達になって遊んだりすることがあります。


Q.お買い物についてはどうですか?
スペインで買うより本当に安いので、年に1回来たときに一度にたくさん買いましたね。日本へ行く前に「Kera」とかSNSとかでいっぱい情報を得て、行きたいお店に行って、買うという感じです。
雑誌やインターネットで調べたものが実際にたくさん売っているので天国です!
やはり日本に来る、という事にとても価値を感じました。

③原宿ファッションの未来とサラさんが目指すもの

Q.原宿ファッションは外国人にもっと受け入れられると思いますか?
現状での原宿ファッションはスペイン(ヨーロッパ)ではコスプレという位置づけなので、上述もしましたが日本でイメージするとハロウィンのような特別な日に原宿ファッションを着るという感じですので、まだまだ一般的ではないです。だからと言って原宿ファッションが海外で広がる可能性が少ないか、と言えばそういうわけではないです。私も含め一定数のファンは存在していて、特にアニメやビジュアル系バンドなどと紐づいたファッションなので、着物・浴衣などの伝統文化の日本らしさと同様程度の可能性は秘めていると考えています。


Q.どうすればもっと外国人(スペイン人)に知ってもらえますか?
原宿ファッションの年代で言うと圧倒的に若年層が中心です。そうなるとインターネットを活用したメディアで知る機会を得ていくことになりますが、特に利用するのはSNS(FB、インスタ)、YouTube動画、ブログになると思います。その中でも一番興味が高まるのはYouTube動画です。動画における情報の正確性は静止画には伝わらないその場所の雰囲気やモデル(被写体)の声やコメント、街の音、お店の音楽など含めて感動を得るものです。それはSNSの静止画では感じられない感動です。今はSNSでも動画配信がありますので、それでももちろんOKです。
私は原宿ファッションに興味を持って日本へ留学に来ているのですが、同じように原宿ファッションに興味を持って日本へ留学(または就職)に来ている外国人のお友達が私の周りにはたくさんいます。それは世界中の国々の人たちですので、情報を発信し続ければおのずと世界中にファンは広がることになります。
私たちのようなファンは本当に原宿ファッションが好きなので勝手に情報発信をしますが、日本の国や企業としても日本の一つの財産として、POPカルチャーを知るきっかけとなる「アニメ」「ビジュアルバンド」が世界へ出るサポートをしてあげることでできれば、外国人が原宿ファッションに触れる最初のタッチポイントとして、より効果的であると思いますね。
ちなみに「ぺこ&りゅうちぇる」さんはメディアの中だけでなくプライベートでも原宿ファッションを愛している人たちなのでファンの間では尊敬できる存在として有名です。

サラさんの将来の目標を教えてください。

私は毎日、原宿ファッションで生活していますが、それがもっと一般的に受け入れられて当たり前になるような社会になっていくお手伝いが出来たらと思っています。今は大学で勉強していますが、これから日本のPOPカルチャーも楽しむだけでなく、学問としても学び、「日本のPOPカルチャー」を日本の文化として大学で教えられるようになりたいと思います。
本当に素敵な日本の文化ですので、私が外国人目線で日本のPOPカルチャーを伝えていくことが出来れば本当にうれしいです。
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最後にサラさんにとって原宿ファッションとは

自由。型にはまらず自分の好きなコーディネートをしてファッションを楽しむことが人生において最も大切なことです!

この記事を書いた人
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